キッチン周りでよく目につくのが油汚れ。
気づいたときにすぐに拭けばたいていの汚れは落とせますが、たまに頑固にこびりついて取れない油汚れがありますよね。
いくらゴシゴシ強く拭いても取れない油汚れは見るだけでうんざりしますが、実はたった二つのポイントをおさえるだけで簡単に油汚れを落とせます。
今回の記事では簡単に油汚れを落とせる方法を道具と手順も紹介しながら解説していきます。
油汚れが落ちにくいのは何故?
油は時間が経つと冷えて固まって定着して落ちにくくなってしまいます。
それは洋服についた油やコンロ周りの油はね等、油の汚れはすべて原因は同じです。
特にプラスチック製などについた油汚れは厄介で、例を挙げるとお弁当箱やタッパーなどがそれに該当します。
お弁当箱やタッパーは性質がそもそも油に近いものを原料としています。
そのため、油と油が結びつきやすい原料となってしまい、結果的に落ちにくくなってしまうという状況になります。
油汚れの落とし方│ポイントは時間と温度?
頑固な油汚れを落とすポイントはたったの二つ!
自宅にある洗剤でも今から解説するポイントをおさえるだけで十分綺麗に落とすことができますよ♪
○時間を活かして落とす方法
頑固な油汚れを落とすには「放置」することが一番。
洗剤を直接つけてしばらく待つだけで汚れが緩んですぐに落ちますよ。
待ってる間は時間に余裕が生まれるのでほかの場所を掃除するもよし、リビングや自室でゆっくりと体を休めるのも良し。
空いた時間を有効活用できるので自分のやりたいことをやっておきましょう。
○温度を活かして落とす方法
もう一つのポイントは「温度」。
油は熱を与える事によって落ちるので温かいお湯に油部分をつけておくことで汚れを簡単に落としやすくなります。
温度が高ければ高いほど汚れが落ちるスピードも速くなりますが、たいていのプラスチック製やキッチン周りの部品には最低温度が設定されています。
温度で油を落とす場合は注意書きをよく読み、適切な温度で油を落としましょう。
油汚れの落とし方│使用するアイテムの紹介
油汚れを落とす際に必要な道具は以下の通りです。
必須アイテム |
✓アルカリ性洗剤 |
✓スポンジ |
✓バケツ |
あると便利 |
✓重曹 |
✓雑巾 |
✓ゴム手袋 |
油汚れは酸性の性質をもった汚れです。
酸性汚れの落とし方は「アルカリ性の洗剤をつかて中和する」のが一番手っ取り早いので洗剤を買うときはアルカリ性のものを選んで買うと良いでしょう。
また、手軽に掃除するならスプレータイプのものがおすすめですが、付け置きする粉タイプのものも販売しているので、必要に応じて購入するようにしましょう。
洗剤の用意が無い場合は上記の表にある「重曹」で代用する事も可能です。
弱いアルカリ性の性質を持っているため紹介したポイントを抑えて掃除すれば洗剤にも劣らない効果を得ることができますよ。
油汚れの落とし方│実際に掃除してみよう
一通りの道具がそろったところで、実際に掃除の手順を確認していきましょう。
特に頑固な油汚れの筆頭であるキッチンの換気扇を綺麗にしていく方法を紹介します。
強力な落とし方を覚え、各所に応用していけば家中のどんな汚れも簡単に落とすことが可能になりますよ♪
①部品を取り外す
洗剤をかける場合も洗剤につけておく場合も、まず最初に外せる部品は全部外しておきましょう。
できるだけ手ごろな大きさまで分解しておくことで作業の効率化と楽さを一気に解決することができます。
五徳を掃除する時などもいきなり作業を始めるのではなくある程度まで分解してから行いましょう。
➁洗剤をかける
取り外した部品にたっぷりと洗剤をかけましょう。
アルカリ性の洗剤があればたいていの汚れは撃退できます。
また、頑固にこげついた五徳などはボウルにお湯と洗剤を合わせた液を用意してつけておくのがおすすめです。
③しばらく放置する
洗剤が汚れを分解するまで五分~十分の間放置しておきましょう。
しばらく時間が経った後に様子を見て汚れが落ちていたら良し、落ちていなかったらまた洗剤を付け足してしばらく放置を繰り返しましょう。
つけ置きの場合は大体三十分は放置しておくと効果的です。
④すすぎ洗い
油汚れが完全に落ちたら後はスポンジで残った汚れをこすり落とし水ですすいだら終了です。
洗剤をしようすれば頑固についた油汚れも殆ど手を動かすことなくすんなり落とせるので便利ですね。
つけ置きの間は時間が空くのでレンジフードの外側や内側なんかも掃除しておくとスッキリします。
お弁当箱やタッパーも基本は一緒です。
なかなか落ちない油汚れは、温かい洗浄液でつけ置きしたあとに洗い直すとキレイに落とせるのでチャレンジしてみましょう♪
油汚れを洗剤を使わずに落としたいなら重曹やセスキ炭酸ソーダがおすすめ
重曹が油汚れによく効くというような話を聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。
重曹もセスキ炭酸ソーダも微量ながらアルカリ性の材質が混ざっているのでそれが油汚れを分解する働きを見せてくれます。
もちろん、効果を高めた使い方もおすすめですが、強いアルカリ性を使うことに抵抗があるという方におすすめですね。
洗浄力は比較的おだやかなのでリビングなどの生活空間をサッと掃除するのにピッタリです。
まとめ
油の汚れは時間とともにどんどん固まってしまい、ただ拭き取るだけでは広がってしまうだけで掃除がしにくくなります。
ですが、どんな頑固な汚れも「時間」と「温度」を味方につけるだけで簡単に落とせてしまいます。
洗剤道具と手順を確認して面倒なキッチン回りの掃除をスムーズに進めましょう。