■アパートの退去時にベランダ掃除はすべき?
アパートを退去する時にベランダを掃除するべきなのかどうかという点が気になる方も多いと思います。
結論から言うと、退去時はベランダも掃除しておくべき場所になります。
その理由は、通常、賃貸契約をする際は借主に対する「原状回復義務」が発生するからです。
これは簡単に言うと、「退去するときは借りたときの状態に戻してください」という約束のようなものです。
原状回復の程度は不動産屋や大家さんによって異なりますが、「普通に使用していてついてしまう汚れや傷」以外のものは借主負担で直すと定められていることが一般的です。
たとえば、「ベランダで鉢植えを落として床が出こんでしまった」「掃除を怠ってカビが大量に発生してしまった」という場合は、
敷金から原状回復のためのクリーニング代や修理費用が差し引かれることがあります。
自分でできる範囲で、しっかり掃除しておきましょう。
■アパートの退去時にしておくべきベランダ掃除4選
アパートを退去するときはどこまでベランダを掃除すればいいのでしょうか。
ここからは、アパート退去時にしておくべきベランダ掃除についてご紹介します。
①ベランダの私物やゴミの撤去
最初にチェックしてほしいのが、私物がベランダに残っていないかということです。
たとえ不要な植木鉢や物干し竿などであっても、アパートを退去するときは私物を置いたままではいけません。
なぜなら、貸主(不動産を貸す人)は借主(不動産を借りている人)のものを勝手に処分できないという決まりがあるためです。
貸主が勝手に借り主のものを捨てると、器物破損罪に問われて損害賠償請求にまで発展する場合もあり、その後の処理が必要となります。
トラブルの原因になったり大家さんに迷惑をかけてしまう事もあるので、不用品を含めた私物は全て撤去しておきましょう。
②ベランダの窓ガラスの掃除
見落としがちなのが、ベランダの窓ガラス掃除。
通常、原状回復には窓ガラスも含まれているため、汚れている場合は窓の掃除も必要です。
【簡単・窓ガラスの掃除法】
窓ガラスの掃除には、新聞紙がおすすめ!新聞紙のインクが油分や手垢を落とす作用があるので、洗剤を使わなくてもキレイに掃除できます。
①新聞紙を水で濡らす
②濡れた新聞紙でガラスを水拭きする
③汚れが落ちたら、乾いた新聞紙で拭く
窓枠やサッシが汚れている場合は歯ブラシでこすり、ある程度の汚れを取り除いておいきましょう。
③ベランダの過度な汚れを取り除く
ベランダの床や壁に過度な汚れがある場合は、こちらも掃除しておく必要があります。
例えば、 鉢植えを置きっぱなしにして発生してしまった黒ずみやサビ、苔などがある場合です。
しっかりと掃除をして汚れを落としてから、アパートを退去しましょう。
ベランダ掃除をするときは、ほうきで軽くゴミを集めてから、住宅用中性洗剤(または水で薄めた中性洗剤)とデッキブラシ(またはたわし)を使えば、汚れをこすり落とすことができます。
コケがある場合は、熱めのお湯をかけて歯ブラシでこすってみましょう(※)。
熱めのお湯で落ちないときは、市販のコケ取り洗剤が便利です。ベランダの材質を傷めることなく、コケやカビを取り除いてくれます。
※熱湯、漂白剤やカビ取り剤はベランダを変色させてしまう可能性があります。
余分な修理費用がかかることもあるので使用は控えることをおすすめします
④ベランダの排水口の掃除
最後に、ベランダの排水口周りも掃除します。
排水口の掃除は、よほどの汚れやつまりがなければ、基本的には、目立つ土埃の汚れ掃除や落ち葉・ほこりなどを取り除くだけで大丈夫です。
■アパートを退去するときはベランダも掃除しよう!
アパートの退去時に、つい忘れがちなベランダの掃除。
ベランダを掃除しないまま退去してしまうと、原状回復のために費用がかかることがあるのでできるだけ掃除をして綺麗な状態で返却する事が理想的です。
アパートを退去するときは、自分の状況にあったベランダ掃除を行いましょう。
■掃除をしても頑固な汚れが残っている場合は?
個人で大掛かりな掃除をしても落としきれない汚れや、見落としてしまった汚れも出てくる場合があります。
そんな時は無理をせず、ハウスクリーニングに任せるという事も一つの手段です。
ハウスクリーニングでは個人では行き届かない範囲の掃除もプロの手にかかればあっという間に綺麗にしてくれます!
多少の費用はかかりますが、ハウスクリーニングに依頼する事によって心地良い気持ちで退去できるかもしれません。
困った時には依頼する事も検討してみてはいかがでしょうか?
★日中のハウスクリーニングも承っております★